Once Bitten,Never Shy~観ないで死ねるか!~

劇場鑑賞作品について言いたい放題。少し毒入り。

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エターナル・サンシャイン

eternal.sunshine.jpg

「"さよなら"の代わりに記憶を消した―」
お楽しみ度 ☆☆☆★

 辛い恋愛の記憶を消してしまえるとしたら―誰しも一度はそのようなことを考えるのかもしれない。この作品は、その気持ちを上手い具合に描き、その記憶を消そうとする過程で辛いことだけではなく、楽しかったことも消されてしまうことに気付き、辛いことも楽しいこともひとつの思い出として昇華させることが大切なのかもと思わせられる。
 
 また、そこは脚本がチャーリー・カウフマンだからして、一筋縄ではいかないのが常。「マルコビッチの穴」よろしく、自らの脳内を駆け巡り、その過去の記憶と対峙してみたり、失われる記憶を崩壊する家として描いてみたり、この辺の描き方も非常にユニーク。

 さらには、仮に記憶を失ったとしても、また同じ人を好きになってしまう人間の感情(脳の作り?)の不思議(ここの単純に纏めるのではないエンディングの構図が上手いと思う)。ここで噛み合っていなかったオープニングと中盤のエピソードとをリンクさせる構成が絶妙だ。

 脚本、物語の構成、登場するキャラクターの人物描写、どれをとっても上手いしそれは賞賛に値する。しかし、最初に書いたようなことがあるにしても、どうもあたしにはこの"忘れる"というキーワードがどうしても受け容れられず、心から楽しむことができなかったのもまた事実だ。

 確かに忘れることができたらそれはそれで楽なのかもしれない。だけど、恋愛にしろ何にしろ、それが辛い思い出だとしても、それが自分に辿った道、いわば"生きた証"。それを簡単に忘れて、リセットして生きるなんて、あたしには絶対にできない。じゃあ、今まで自分が生きてきたことは何だったんだ?ってなると思うんだよね~。そうではなく、そういった過去にしっかりと向き合い、それを受け止めた上で前へと進んでいきたいと思っている。

 ま、そりゃ確かに自然に忘れてしまうこともあるし、すべてを忘れないようにしたら、脳の許容量を超えてパンクしてしまうかもしれないし、思い出って、ともすると自分の都合のいいように美化されてしまうという傾向もあるけど、それでもやっぱり自ら進んで忘れようとすることなんてできない。そういう意味で、やっぱり"忘却"というキーワードは切ないなと。

 ちなみに、クレメンタインを演じるケイト・ウィンスレットの溌剌とした魅力が全開なのが嬉しかった反面、やっぱりブサイクで性格も悪いってサイアクだよな~とキルスティン"雑巾顔"ダンストを観て思ったのでした(爆)。

2005/03/26 @新宿ピカデリー1
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  1. 2005/07/18(月) 21:27:54|
  2. movies(あ)
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オーシャンズ12

oceans12.jpg

「今度の11は、12人でキメる」
お楽しみ度 ☆☆☆

 前作「オーシャンズ11」が、些か薄味ながらもよくもまあこれだけの主役級のキャストを集めたもんだと思い、こうした"全員集合"的な作品はもう撮れないだろ、なんて思っていたところ、またしても集まっちゃいました、みたいな(笑)。出演者のスケジュールの調整だけでも大変だったんじゃないの?なんていうどうでもいいことを思ったりしたんだけど(笑)。

 物語は、前作でオーシャンたちに煮え湯を飲まされたベネディクトが、彼らの居場所を突き止めて、2週間で奪った金に利子をつけて耳を揃えて返せと迫るところから始まる。って、奪われた金には保険が適用されて戻ってきただろうに、更に利子を付けて返せって、このベネディクトもしつこいというか、細かいというか(笑)。

 そんなこんなで再び集まった11人が、アメリカ国内ではマークされているだけに今回はヨーロッパでお仕事、とばかりにアムステルダム~ローマへと飛んで、また盗みの手口を楽しめるのかと思いきや、今回はそういったテクニック的なことを主軸に置くのではなく、より豪華キャストの共演を単純に楽しむという方向にシフトしているような、そんな印象だ。だから、ストーリー的にはやっぱり薄味(苦笑)。

 前作ではジョージ・クルーニーのための作品という印象が非常に強く、他のキャストの描き方がぼやけてしまった、とレビューで書いたが、今回についてはブラッド・ピットやマット・デイモン、やむを得ず"12人目のメンバー"となったジュリア・ロバーツなどの見せ場もそれなりにあったりして、決してジョージ・クルーニーだけに焦点が当てられているという印象は受けなかった。しかし、さすがに全員に等しく焦点を当てるのは不可能であり、それ以外のキャラについてはほとんど"捨てキャラ"同然の、より一層存在感がなくなったのもいたりして(爆)、キャラの描き方が二極化してしまったような感じだ。前作ではジョージ・クルーニー以外のキャラの描き方がぼやけてしまったとはいうものの、それでもそれぞれが得意技を持つ"犯罪のエキスパート"だという位置付けがしっかりと描かれていたんだけど、今回はそれすらほとんど関係なし状態なんだもん。さすがにこれだけの人数をスクリーンに押し込むのは難しいというところか。

 とはいえ、せっかく集まった11人が、不測の事態でひとり減りふたり減り、終いには"そして誰もいなくなった"といったところでの一発逆転といったお約束的な流れ(途中でその鍵となるバックパックが2度ほど画面に登場していて、絶対これは何かあると思ったら、そういうことだったのね)、撮影当時のジュリア・ロバーツの状態を逆手に取るような彼女のネタ、カメオ出演の"あの人"など、細かいことを考えないでお気楽に観れば、決して退屈しないで観ることのできる肩の凝らないエンターテインメント作品だということも間違いない。もっとも、所々で散りばめられる"隠語"などの小ネタは蛇足だと思うけどね。で、マジで3作目はあるんですか?

2005/01/22 @新宿ミラノ座
  1. 2005/07/16(土) 17:33:39|
  2. movies(あ)
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mista-bone

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