Once Bitten,Never Shy~観ないで死ねるか!~

劇場鑑賞作品について言いたい放題。少し毒入り。

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マシニスト

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「すでに1年間365日眠っていない。」
お楽しみ度 ☆☆☆☆

 ブラッド・アンダーソン監督といえば、前作「セッション9」でも背筋がゾクリとするような心理サスペンスを撮っていたが、今回も、平凡な機械工が不眠症に陥り、その原因を探っていくうちに不可思議な事件に巻き込まれ、最後に辿り着く結末までの顛末を、緊張感溢れる語り口で描いていると言っていいだろう。

 オープニングでトレバーが誰かの死体をカーペットでグルグル巻きにして街外れの場所に放り投げる、しかし、そこで彼が示す驚愕の表情、"Who Are You"という言葉から、時間軸が過去に巻き戻され、不眠症で悩むトレバーが巻き込まれる事件が描かれ、終盤でオープニングのシーンにリンクした後、そこからまた時間が未来へと流れ、そして結末が示される。

 この描き方が、同僚たちが誰も認めようとしない"アイバン"なる新入りの同僚の存在、そして冷蔵庫に貼られた不気味なメモ、何度となく描かれる分かれ道、赤いスポーツカーなどの小道具と、この事件を誰かの陰謀だと疑い、徐々にパニック状態に陥り正気を失っていくトレバーを演じるクリスチャン・ベイルの痩せこけた表情と相俟って、最後まで緊張感を保ったまま進んでいく構成力は上手いと思う。

 もっとも、この事件の真相という点で言うと、(ネタバレ)→赤いスポーツカーの持ち主がトレバーだった、ということが判明したところで「?」となったのだが、ルート66で少年を轢き逃げしたトレバーが、その良心の呵責に耐えかね、自身の記憶を封印したまま不眠症に陥り、現実と幻覚の狭間で苦しんでいるというもの。すなわち、"アイバン"なる人物はトレバー自身が作り出した幻想(マリアやマリアの息子もそう。トレバーはマリアの息子を轢き逃げしたということ)。自らの罪を受け入れ、自首することでしかアイバンからは解放されない、←(ここまで)という、決して目新しいものではないというのもまた事実。とはいえ、常々公言しているとおり、使い古されたネタであっても、着地さえしっかりと決めてくれれば別に問題があるとは思わないあたしのような人間にとっては、目新しくないオチだったからどうだとか言うつもりはないし、「なるほど、そうきたのね。」という感じで満足感を得られたというのが実際のところだ(正直なところ、自業自得じゃん、という気もしなくはないが(苦笑))。ただ、あの結末で、トレバーはようやく眠りにつくことができるんだろうな~と、些かホッとしたりして(笑)。

 ところで、公開前から話題になっていたクリスチャン・ベイルの激痩せぶり。一説によると身体の1/3に当たる約30キロの減量をしてこの役に挑んだらしいが、1/3が約30キロというと、大体撮影時の体重が60キロ弱位か(ストーリー上は55キロ弱まで減っていたみたいだけど)。そんなに一気に減量したら普通ヤバイでしょ。彼の身長がどれ位あるのか知らないが、確かにもの凄い不健康極まりない痩せ細り具合は、役者根性と言えるのだろうけど、あたし自身があそこまでガリガリではないけれど、180cmの60キロという、ハンドル・ネームからも分かるようにかなりの細身の体型なだけに、世間の皆様が言うほどインパクトは感じなかった、などと言ったらやっぱり怒られるかな(笑)。

2005/02/21 @シネクイント
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  1. 2005/07/16(土) 20:46:00|
  2. movies(ま)
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