Once Bitten,Never Shy~観ないで死ねるか!~

劇場鑑賞作品について言いたい放題。少し毒入り。

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オーシャンズ12

oceans12.jpg

「今度の11は、12人でキメる」
お楽しみ度 ☆☆☆

 前作「オーシャンズ11」が、些か薄味ながらもよくもまあこれだけの主役級のキャストを集めたもんだと思い、こうした"全員集合"的な作品はもう撮れないだろ、なんて思っていたところ、またしても集まっちゃいました、みたいな(笑)。出演者のスケジュールの調整だけでも大変だったんじゃないの?なんていうどうでもいいことを思ったりしたんだけど(笑)。

 物語は、前作でオーシャンたちに煮え湯を飲まされたベネディクトが、彼らの居場所を突き止めて、2週間で奪った金に利子をつけて耳を揃えて返せと迫るところから始まる。って、奪われた金には保険が適用されて戻ってきただろうに、更に利子を付けて返せって、このベネディクトもしつこいというか、細かいというか(笑)。

 そんなこんなで再び集まった11人が、アメリカ国内ではマークされているだけに今回はヨーロッパでお仕事、とばかりにアムステルダム~ローマへと飛んで、また盗みの手口を楽しめるのかと思いきや、今回はそういったテクニック的なことを主軸に置くのではなく、より豪華キャストの共演を単純に楽しむという方向にシフトしているような、そんな印象だ。だから、ストーリー的にはやっぱり薄味(苦笑)。

 前作ではジョージ・クルーニーのための作品という印象が非常に強く、他のキャストの描き方がぼやけてしまった、とレビューで書いたが、今回についてはブラッド・ピットやマット・デイモン、やむを得ず"12人目のメンバー"となったジュリア・ロバーツなどの見せ場もそれなりにあったりして、決してジョージ・クルーニーだけに焦点が当てられているという印象は受けなかった。しかし、さすがに全員に等しく焦点を当てるのは不可能であり、それ以外のキャラについてはほとんど"捨てキャラ"同然の、より一層存在感がなくなったのもいたりして(爆)、キャラの描き方が二極化してしまったような感じだ。前作ではジョージ・クルーニー以外のキャラの描き方がぼやけてしまったとはいうものの、それでもそれぞれが得意技を持つ"犯罪のエキスパート"だという位置付けがしっかりと描かれていたんだけど、今回はそれすらほとんど関係なし状態なんだもん。さすがにこれだけの人数をスクリーンに押し込むのは難しいというところか。

 とはいえ、せっかく集まった11人が、不測の事態でひとり減りふたり減り、終いには"そして誰もいなくなった"といったところでの一発逆転といったお約束的な流れ(途中でその鍵となるバックパックが2度ほど画面に登場していて、絶対これは何かあると思ったら、そういうことだったのね)、撮影当時のジュリア・ロバーツの状態を逆手に取るような彼女のネタ、カメオ出演の"あの人"など、細かいことを考えないでお気楽に観れば、決して退屈しないで観ることのできる肩の凝らないエンターテインメント作品だということも間違いない。もっとも、所々で散りばめられる"隠語"などの小ネタは蛇足だと思うけどね。で、マジで3作目はあるんですか?

2005/01/22 @新宿ミラノ座
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  1. 2005/07/16(土) 17:33:39|
  2. movies(あ)
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