Once Bitten,Never Shy~観ないで死ねるか!~

劇場鑑賞作品について言いたい放題。少し毒入り。

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酔画仙

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「酔ひて華やぐ神の筆」
お楽しみ度 ☆☆☆ 

 世の中は"韓流ブーム"らしいけど、そしたらこの作品にもっとスポットが当たってもいいんじゃないの?カンヌで監督賞を受賞し、韓国映画界でもソン・ガンホ、ソル・ギョングと並んで"別格"とされるチェ・ミンシクが主演し、韓国の国民的俳優であるアン・ソンギが脇を固め、「ラブストーリー」や「永遠の片想い」のソン・イェジンの映画初出演作品だということでも分かるとおり話題性十分。悪いけど、チェ・ミンシクやアン・ソンギの前では"四天王"だかなんだか知らないが、そういう連中などまだまだケツの青い"ガキ"同然。にもかかわらず、大々的な話題にもならずにひっそりと公開されて、岩波ホールでの上映の割には比較的上映期間も短い感じ。もっとも、結局現在の日本における"韓流ブーム"など、麻疹みたいな一時的な、所詮は底の浅いものだと思っているし、こうした芸術的な作品に、流行りモノに飛びついてる"だけ"のオバハン連中に大挙して来られても迷惑なだけだから(爆)、心から韓国映画を愛している人に観てもらえればそれでいいと思うけどね。

 な~んて、のっけから「テメェ喧嘩売ってんのか!?コラ!」と言われそうな暴言かましてスイマセンなんだけど(汗)、19世紀の朝鮮時代末期に筆一本で宮廷画家にまでのぼりつめ、"朝鮮時代三大画家"と称される実在の画家、チャン・スンオプの人生、そして時代の流れに翻弄され、苦悩するその姿を、チェ・ミンシクが抑制の効いた演技ながらも存在感たっぷりに演じている。彼にはやはりこういう役が似合うね。

 それにしても、歴史上も謎に包まれている部分があると言われているこのチャン・スンオプという画家の生き様、一度筆を握れば腕は超一流、だけど"酒と女なしには絵を描けない"と言われたその放蕩な生き様、だけど、せっかく描き上げた絵も結局は人々の名誉、虚栄心を満たすために利用され、ジレンマに陥り苦悩し、だけど酒代のためにはやっぱり絵を描かなきゃならないし、そして悩みながらまた酒と女に溺れていく様、そして、時代の流れに翻弄され、逃亡と放浪を繰り返し、やがて同じく時代の流れに飲み込まれ、隠遁生活を送っていた彼の師であるキムとの再会(泣き崩れるスンオプの姿が印象的だ)、最後に姿を消し、仙人になったとも言われる謎に包まれたままのラスト、天才にありがちな、世間の仕組みに適応せず、傍から見るとメチャクチャな人生。だけど、彼に関する残された少ない記録を元にその人生を再構築するとこうなるのかと、なにやら感慨深いものがある。

 それから、この作品で使われている美術品の類は、どうやら本物を使用しているらしく、そうしたものが居並ぶ映像的な美しさもこの作品のひとつの見所であろう。もっとも、あたしには美術品を見る目が欠如しているので、さながら"豚に真珠"という話も(冷汗)。

2005/01/23 @岩波ホール
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  1. 2005/07/16(土) 17:34:01|
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